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2009年9月24日 (木)

C2 化学肥料に頼らない農業の可能性

<p><p><p><p><p>スライド 5</p></p></p></p></p>
9月12日「食とエネルギー」検討会

プレゼン資料は下記です。
資料 「化学肥料を使わない農業の可能性」


農研機構 篠原さんの
「化学肥料に頼らない農業の可能性」プレゼンの要約です。
 
①化学肥料について

・価格が高騰している(2007年以降2、3倍)
・中国で輸出制限(とくにリン肥料の確保が困難)
・化学肥料の生成には大量の石油エネルギーが必要であり、石油の高騰は化学肥料の高騰に直結
・日本の現代農業は、多量の石油が必要。収穫エネルギーの1.8倍の石油を使用している。

農業は自然やエコのイメージがあるが、実は石油を大量に使って維持されています。石油で生成した化学肥料を使い、石油を使った農業機械で耕し、農薬を使って 収穫し、消費者の嗜好にこたえるハウス栽培、全国から農作物を高く売れる地域(東京や首都圏)に集めてから地方へ戻す、というフードマイレージの高い流通 方法で石油を濫費しているのです。
②化学肥料を使わない農業の可能性

・世界の人口は67億人、化学肥料がないと30億人しか養えない
・江戸時代の日本は鎖国し、完全有機栽培だったが、3000万人から人口が増えていない
・国内の有機肥料は、輸入した飼料で育てた家畜によって生産されている

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纏めると
 現在国内であふれている有機肥料の多くは輸入飼料、輸入食糧が起源
   (※実は有機農業も海外に依存している)
 全人口を養うには海外から食糧か肥料を輸入する必要がある
 日本は国土が狭く、国内で産出する有機肥料だけでは肥料が足りない
 化学肥料で不足分を補うが、それ以外はなるべく有機肥料を有効利用
 しなければならない
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以上が考察です。
これについてどう考えるか、ご意見をお寄せください。
皆さまのコメントをお待ちしております。
      ↓   ↓   ↓ 
 

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コメント

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ミズキです。
↓面白いネタを発見しましたのでご覧下さい。
http://sns.orahonet.jp/blog/blog.php?key=6194

http://www14.plala.or.jp/Cuba/Cuba20030711.htm

カリ成分は木質焼却灰で代替できます。
当方りんごの木でボイラーを沸かしていまして
その湯を風呂に使っています。

りんごジュースもこれでやろうと思っていますが、資源(現金)枯渇につき現状は灯油バーナーで加熱です。

あと、当方の工場から出たリンゴジュースの絞りかすにミミズが大量発生しまして肥料化してくれています。
今後、これを活用していく方向で考えています。
成分等はこちら↓
http://www.tamagoya.ne.jp/potechi/20000511-seibutsu-index.htm

投稿: あっぷりんご園水木 | 2009年9月27日 (日) 00時15分

>ミズキさま はじめまして?

究極の循環型社会は人糞の肥料化だと妄想している者ですが、1番目のリンク先の記載に「抗生物質や化学物質、成長ホルモン、重金属が混ざる可能性のある 下水汚泥は再利用は不可能とのことです。」とあります。人糞自体にこういった有害物質が多く含まれているので、肥料には適さないと聞いたこともありますが、(聞き捨てならないくらい恐ろしいことですが)事実はどうなんでしょうか?

投稿: 99.99西村 | 2009年9月28日 (月) 10時13分

ミズキさん

カリウムは確かに草木灰で補えますね。
リンは下水汚泥などを回収するとして、現在の使用料の4割程度をまかなえる、というのが農水省の試算で出ています。
ただ、下水汚泥にリンが含まれるのは、現在の私たちの食生活が豊かだから。
もし食生活が貧しくなれば、下水汚泥のリンは急速に低下するでしょう。

とはいえ、日本の耕作地は大量のリンを施肥してきたので、かなり蓄積しています。
ありがたいことに日本に多い黒ボク土は、りんと固く結合する欠点が、リンの多投により逆に長所となって、長期にわたって少しずつリンを供給してくれます。
日本の耕作地は、しばらくリンを施肥しなくても耕作できると言われています。

ただし、一度耕作を放棄してしまった土地では、そうは行かないと思われます。
造成し直さなければならないので、土を深くから掘り返してしまい、その際、リンの豊富な土が拡散してしまいます。
すると、黒ボク土の欠点である「リンを全部結合させて、植物に与えない」という性質が強く出てしまい、作物はリン欠乏になるでしょう。

日本の火山灰土は、リンの施肥をうまく考える必要がありそうです。

投稿: 篠原信 | 2009年9月28日 (月) 18時42分

西村さん

家畜糞堆肥に抗生物質が多く含まれているのは、以前から問題になっています。
多剤耐性菌の温床になりかねませんから。

人間の糞尿は病院由来のものでない限り、それほど抗生物質は含まれていないと思われます。
家畜はエサに抗生物質を混ぜるので、かなり大量に糞尿から抗生物質が検出されるようです。

豚の家畜糞の場合は銅が多く含まれることがあり、重金属問題は注意が必要です。

下水汚泥にも重金属が含まれている可能性があるので、そのまま施肥するのではなく、いったん有効成分を分離する処理が必要になりそうですね。
すると、コストとエネルギーが必要になるのですが・・・。

投稿: 篠原信 | 2009年9月28日 (月) 18時46分

燐回収技術が開発されたそうです。

http://www.youtube.com/watch?v=eX4ovWgm8E0&feature=related

投稿: みずき | 2010年1月21日 (木) 15時29分

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