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2009年10月12日 (月)

D2 「人が活き活きする社会づくり」ディスカッション

「人が活き活きする社会づくり」

このセッションでは
 人が活き活きする社会とはどのようなものか?
 そのために地域コミュニティをどう活かしていくか?
ということを考えたいと思います。

9月18日第8回検討会は以下をご覧ください。
⇒第8回検討会レポート
 


ディスカッションの前提は以下になります。


<p><p><p><p><p>スライド 4</p></p></p></p></p> D0 「人が活き活きする社会」に向けて ============================================
<p><p><p><p><p>スライド 4</p></p></p></p></p>
グループ①
テーマ 「若者・子ども・年よりがツナガリのある街」
 
≪現状≫
 皆、将来に不安がある
 ・若い人は将来が不安で、消費せずに貯金をする
 ・豊なシニアも、医療・介護など将来が不安でお金を使わない
 ・働き盛りは仕事が安定せず雇用に不安がある
  また、自己実現や競争から取り残される不安がある
 ・子育てができる経済的余裕がない
 
 子育て・教育に自信がない
 ・頼れる人が周りにいず何が良いのかほんとのことが分からない
 ・子どもを見てくれる人がいない。
 ・コミュニケーションが難しく公園デビューができない
 ・出産はリスクがあり、心配だ
 ・大人の視点だけで街がつくられていて子育てしにくい
 ・学校教育への不安、公立学校への不安がある
 
 利己的な価値観が支配している
 ・自分だけ良ければという人が増えてきた
 ・人の気持ちを分かろうとしない
 ・保育園・公園はうるさくて迷惑という人が出てきた
 ・すぐに他人に腹を立てる、切れやすい。
 ・子どもは自分の所有物だと思っている
 ・「豊さ=お金」の気持ちが強い
 
 人の繋がりが弱い
 ・核家族化で他の世代のことが分からない
 ・仲の良い友人としか付き合わない
 ・地域住民の触れ合う場がない
 ・世代を超えて交流できる場がない
 ・近所付き合いがほとんどなく、隣人が誰か知らない
 ・社会の中での信頼関係が欠如している

 
●街・環境が充実せず暮らしの基本が危うい
 ・人が減って街がさびれる
 ・大規模郊外モールができて、シャッター通りが増える
 ・施設がない、作り維持する金がない。近くに役所がなく不便
 ・田舎では近くにスーパーがない
 ・安全・安心なお店が少ない
 
【現状に対しての課題】
 ✔ 若い人も年よりも将来が見通せない
   ・政治も示さないし、自分たちにも分からない
   ・将来への想像力が働かないことも問題がある
 ✔ 人の繋がりが弱く、若い世代は子育てや教育にも自信を持てない
 ✔ 雇用や収入が不安定で、結婚・子育てもままならない
 ✔ 街・住環境もちぐはぐになってきて、住みにくさが増している

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<p><p><p><p><p>スライド 4</p></p></p></p></p>
≪解決に向けて≫
 
◎子育て・教育も皆で面倒をみる
 ・地域コミュニティーを活かす
 ・親たちの垣根をとること
 ・ソーシャル資本をもっと活かす
 ・シニアの知恵や時間を活かす
 
◎職住近接が自然
 ・日が暮れると家に帰るのが自然な姿
 ・労働時間を短縮すれば良い
 ・地域の中に働く場があればよい
 ・昔の農家のような生活がよい
 ・生産者⇔消費者が近づく
 
◎街・環境を充実させる
 ・地域にお店がある
 ・祭りや共有するイベント、集う場がある
 ・自治体がNPO化
 ・市民が取り組む事業仕分け
  →成果の一割は住民に還元 (地域通貨などで)
 
◎シニアを社会に活かす
 ・シニアが働き易い社会として、シニアの就業率を高める
 ・老若男女が触れ合う場をつくり、出産⇒老いまでのライフサイクル
  を学ぶことができる。
 ・シニアの就業率が高いと医療費も低くなる
 
◎未来を考える場をつくる
 ・新たな気づきができるようにファシリテ―ターを育てる
 ・20~30年後を考える場を持つ
 ・ゲームによるリアルシティーのシミュレーションも面白い
 ・コミュニティビジネス・トークライブ
 ・不安の共有 ⇒相互理解 ⇒未来へ向けて一緒に行動
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【提案】
 ✔ 地域コミュニティの対話の場を通して
    互いを知り、支えあう気持ちを持つ
 ✔ 職住近接で街・環境を充実させる
    (自然豊かなゆとりある暮らし)
 ✔ シニアが街に出て、街のために働く   
    ⇒生きがいが出て病気にもならない
 ✔ 街の将来を自分たちで考え、
    自分たちで経営する意識を持つ
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Photo



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<p><p><p><p><p>スライド 5</p></p></p></p></p>
②グループ 
テーマ「地域資源を活かした新しい職づくり」
 
1、コミュニティビジネスの現状
 ・ 根付きにくい文化の違いがある  
   =寄付文化がない
   =コミュニティビジネスに対しての理解不足
   =事業として取り組むとき信頼されにくい

2、地域の課題
 ・自治体職員が理解できない
 ・市民と行政が遠い
 ・行政政策が市民に伝わりにくい
 ・地域内での派閥争いがある

3、地域再生への取り組み
 ・まちの再構築、ブランディングをする
 ・刺激をあるまちにして若者を呼ぶ

4、地域活性化の成功例
 ・産官学連携でバーチャルタウン構想
 ・地域内SNS 行政からのお知らせを一元化
 ・ITタウン コミュニティ まちゼミなどのしかけづくり
 ・バーチャルとリアル(オフ会)を組み合わせる

5、成功のポイント
 ・地域に根ざした社会作り
 ・地域資源を外から見つける(若者視点)
 ・東京と同等化せず地域特性を活かす
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★キーワード
 ✔ 教育 
 ✔ 若者
 ✔ 持続可能なビジネスモデル

★事業化のコツ★
 ✔ まず熱意を持って夢を語る
 ✔ 周りをいかに巻き込んでいくか(1人では何もできない)
 ✔ 資本を借りる勇気
 ✔ 資本提供したくなる思いを伝えること 
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<p><p><p><p><p>スライド 5</p></p></p></p></p>
③グループ 
 テーマ「住み慣れた場所で安心して暮らせる街づくり
『現状』
 
●高度成長を支えてきた企業戦士の複雑な想い
  ・自分たちは国力向上や会社の業績、家族の生活向上のため  
   家庭も顧みず必死になって世界と戦ってきた。
  ・しかし、今日本社会は疲弊してしまってマイナス面も目立つ。
   これが自分たちが必死に得ようとしてきた社会なのだろうか?
   (地域のつながりや家庭での自分の居場所もないし、
    自分の娘を見ていると子育ても相当大変そうだ
 
●子育て世代の悩み
  ・右肩下がり社会への不安これから子育て費用の支出に
   耐えられるのだろうか?
  ・子育てする専業主婦の孤立相談する人や面倒を見てくれる人
   がいない
  ・専業主婦がいる世帯には使いにくい行政サービス
   (働く女性に偏った行政施策)
 
●結婚前世代の悩み
  ・(上の話題もあり)結婚しても大丈夫なのか確信が持てず、
   結婚に踏み切れない。
 
●大学生から見た現状
  ・自分の姉は高卒で、相手も高卒だった。
   いわゆるキャリアでない世帯だと目先生きていく(暮らしていく)
   ことにむかわざるを得ず、未来のことを考えている余裕はない
   ように見える。
 
●お金の流れから見た問題点
  ・これからの少子高齢化社会の中で、日本国民が食べていくため
   にはするにはどうすればいいか?
   (日本国内の成長分野医療・介護・福祉だけでは国民が
    食べていくことは難しい。だから海外との取引は継続的に必要。
    したがって、鎖国論は難しい。)
  ・これ以上国の借金が増やせないなかで、どのようにお金を流せば、
   一人一人が豊かさを認識し、暮らしていけるだろうか?
  ・今、世間に流れている成長放棄では、国民が食べていくことは
   難しいのではないか。

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【解決策】 
 地域で支え合うこと
  ・国の金は湯水の如く湧いてこないので、
   地域で頑張ることが必要!

 住みやすい地域(社会)を作るには教育が大切
  ・生活に根付いた基本的な教育を子どもの時から
   ~ゴミの分別、環境への意識
  ・地域に対する愛着も生まれ、地域の絆を伴った、
   より住み易い地域になっていくのではないか。

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以上が、第8回グループディスカッションの結果です。

皆さまのご意見をお寄せください。

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コメント

いつもありがとうございます。
中山さんの精力的な活動の数々には目を見張っています。

以下、私の今のアンテナが強く反応した箇所です。

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「1人ひとりの活き活きが、街の活き活き、社会の活き活き」
 ⇒逆に言えば、個に光が当たらないといけない。

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ほんとうにそう思います。
プランをつくるときには、顔の見えないかたまりとしての若者、老人、女性、子ども…が語られますが、じつは、それぞれ個性をもつひとりひとりなのですよね。

そうした個のひとりひとりがまず変わることの積み重ねがあって、気づくと社会が変わっていくのだと思います。

ただ、変わっていく方向の道筋はつけておかなければ、思わぬ方向に進んでしまうことになりかねません。

検証し、方向性の仮説が決まったら、個に光を当てた具体的な動きに落とし込んでいく役割の人が必要なのだと思います。

プランと実行、その両輪があってはじめて社会は動き出すのですものね。

------------------

・負担論ばかりが強調されるが、 これは同時に雇用創出でもあり、
将来に対する不安だけが一人歩きするのは 間違っているのではないでしょうか??

------------------

ここに気づく人が多くなるといいですよね。
ものごとには両面があり、少し視点を変えるとまったく違った可能性も見えて来るのだと思います。

------------------

●結婚しない、できない原因は何だろうか?
「適当な相手に巡り合わない」、「価値観の会う人がいない」
「自由を失いたくない」 ・・・など、いろんな要因がありますが、
 根本原因は
  ✔雇用と収入が不安定
  ✔長時間労働
  ✔結婚子育ての仕組み不全
  ✔老後の心配が今を圧迫
 などであり、
社会の仕組みの基本を変えることも必要と考えます。

------------------

私は深く考えることもなく、キャリアも身につけないでさっさと結婚し、専業主婦となって十数年を過ごし、その間、二人の子どもの母になったわけで、失ったキャリアがあるわけではありませんが、それでも、閉塞感に苦しみました。

これが今キャリアを積み重ねている助成であれば、結婚に躊躇する気持ちはわかります。
現に、産休明けの肩たたきが増えているといいますし。

結婚している女性の幸せのロールモデルがないことも結婚をためらう原因なのだと思います。

いま、所属するNPOで事務局を担っている女性は、大手企業で十数年広報畑でばりばり働き、その後結婚し、主婦となって3人の子どもの母と
なり…という経歴の人で、仕事を失った喪失感にそうとう苦しみ、それがキャリアアドバイザーとしての道を切り開くばねになって頑張ってきた人です。

いずれも、仕事と家庭、キャリアと母親業の両立に悩んできた典型的な例だと思います。

でも、私も事務局の彼女も、今、とても気持ちはおだやかなのです。
ブレークスルーしたというか、もやもやしてないで一歩踏み出したことによって閉塞感や喪失感から開放されています。

さらに家族が暮らすまちで働くことが実現したので(それも雇われてではなく)
家庭や子どもを犠牲にしなくてもよい今の暮らしに満足しています。
…もちろん忙しいですし、貧乏ですけど^^;
自分の好きなことでの苦労は苦にならないのですね。

こういう自分たちの体験がベースにあるので、やはり少子化の解決策のひとつ
としてCBが鍵を握っているような気がしています。

投稿: 竹内 | 2009年10月20日 (火) 20時58分

失礼致します。

通常、将来に対する不安がない人はおられないと思いますが、不安を吹き飛ばすに足る何か(興味、自信、目の前の作業、資本、信頼等)が必要かと思います。

そのためには、一般的に以下をすべきかと思います。

1. 不安を煽るようなマスコミの情報を見ない
2. 自分や自分に関係する組織や地域の将来を考える
3. どうすれば明るい未来が作れるのかを考え、行動する

上記3点は情報化社会にいなくてもできることであり、逆に情報化社会にどっぷりと浸かっている我々の方が上手くできていないのかもしれません。

上記ディスカッションの内容をすっ飛ばして書かさせて頂きますと、現在の日本が抱える根本的な社会問題は、「需要と供給のアンバランス」だと思います。

モノが溢れている。モノを作ったり、売ったりする人も溢れている。しかし、介護をする人や幼児・園児の面倒をみる人が不足している。

守るモノがないガードマンが街中に溢れ、守るべき人がいるお父さんやお母さんが家にいない。

売るべきモノが(ほとんど)ない時代において、売り手の給料が下がっていくのは当然です。であれば、我々がすべきことは何か。

1. 買いたいと思わせるモノを作る
2. 買いたいと思わせるサービスを作る

項目1は高度なアイディアや技術が求められるため至難の業ですが、項目2はまだまだ成長分野ですので(伸び白たっぷりですので)、比較的容易です。

多くの人がお金を払ってまで利用したいサービスを開発する。それが、コミュニティビジネスの原点であり、明るい未来を作る出発点と考えます。

投稿: 津田正顕【號称塾】 | 2009年10月23日 (金) 23時28分

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