2009年10月 9日 (金)

B02 「福祉と財政の両立」ディスカッション

第9回検討会「福祉と財政の両立」

日本は巨額の財政赤字があります。
いっぽう少子高齢化する社会の中で、福祉費用は増大していきます。 
 
近年生まれてくる子どもたちが成人して社会にでていく2030年、
彼らに対する子育て支援、教育改革なくしては明るい社会は望めません。
  
福祉を充実させながら財政的にも安心できる世の中をつくっていくことが
可能なのか? 生活者としてどうすれば良いかを一緒に考えたいと思います。
 
10月3日 第9回検討会のレポートをご覧ください。

<p><p><p><p>スライド 3</p></p></p></p>
また、検討の前提となるプレゼンテーションもご覧ください。
 
 プレゼンテーション
 「財政赤字のどこが問題なのか?」  濱田秀明氏   財務省
 「子ども家族政策の問題点と解決策」 赤尾美也子氏 (株)ママジョブ
<p><p><p><p>スライド 3</p></p></p></p> 「福祉と財政の両立検討の視点」     中山弘氏2030ビジョンPRJ
<p><p><p><p>スライド 3</p></p></p></p>
<p><p><p><p>スライド 3</p></p></p></p> 
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以下が検討会のメーンであるグループディスカッション結果です。
■■ グループディスカッション ■■

≪テーマ案≫ 
 ◎日本の財政赤字は問題か?問題だとしたらどう解決するか? 
 ◎出産、子育て、扶養手当など、家族政策をどうするか? 
 ◎限られた財源のなかで福祉をどう充実させるか?
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グループ① 中山[ファシリ] 濱田 柴田 住本 東こう 大和 (敬称略) 
テーマ
「日本の財政赤字をどう捉えるか? 
 どうやって解決するか?」
1.財政赤字に対する疑問点
 
 ●民間だったら借金を減らすのが当たり前なのに
  なぜ国の借金は減らそうとしないのか?
  (GDPは世界第二位なのになぜ借金が増えるの?)
 
  ・自分の借金という感覚がなく、皆ひとごとだから
  ・金融資産が上回っているからデフォルトはないという甘え
 
 ・自民党が票を確保するために、票田に金を注入するために、
    見せかけの支出を続けた。
  ・そもそも財政規律がない。守ろうとする意識が弱い。
 
   ・いずれ経済が成長して借金が返せるという願望
   ・・・民間人が自己破綻に至るのと同じ感覚

 
 
 ●そもそも国債は安全なのか?
 
  ・国内の保有率が9割以上で、海外保有が少ないから
   一気にデフォルトになるリスクは少ない。
   (アルゼンチンがデフォルトに陥った時の債務の
    GDP比率は約60%だったが、ほとんどが海外保有)
 
  ・長期的には、国内金融資産が減少し、リスクは増える
   ~ 高齢者の資産が減って行く
   ~ 近年の債券価値低下で、正味は1500兆円では
     なくなっている。
 
  ・日本市場に対する不安(大不況、天災など)で海外が
   金を引き上げるとリスクは増えるかもしれない
 
 ●財政赤字は減らすべきなのか?
 
  ・債務比率が200%を超えても、金融資産とバランス
   していれば良いと思う。 
   →日本が新しいモデルを作るという考え方もある
 
  ・債務比率が 200%を超えても良いとは思えない。
   →リスクに対して脆弱
   →将来的にGDPが増えない社会になったら
     300~400% とかになり、耐えられないのでは?
 
  ・膨大な利子を払い続けるのはおかしいので、
   GDP比率で100%レベルに下げるべきだと思う。
   →高齢者の資産に対する課税も含めて返済策を考える
 
  ・そもそもGDPは伸びるのか?
  ・子どもを増やすことが経済成長に繋がる


2.財政赤字の解決策?
 
  やはり経済成長が必要だ
    ・経済成長しないと借金を返すことはできない。
  ・今の生活水準を維持するには成長が必要だ
  ・資源のない日本が食料、エネルギーなどを輸入するにも、
   金がいる
  ・何らかの付加価値を生まないと国が回らない
 
  ※日本の最低賃金が上がると企業が海外に流出し、
    日本がダメになるので、賃金は上げるべきではない。
 
  経済成長しなくても、持続可能な社会を目指す
  ・浪費をなくして支出と収入のバランスをとる
  ・人びとが支え合って、価値を産むような社会をつくる
  ・経済にフォーカスするとおかしくなる
   →“にフォーカスすることが大切
  ・人を活かせば、どんどんアウトプットが増える
  ・長く働けば良いのではない。 
    時間を短縮して気持ち良く働けることが大切である。
  ・人を幸せにできない社会は永続できない。
  ・“経済”というものの発想を変える必要がある。
 
   ※企業再生もまったく同じことが言える
 
 
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グループ② 菊地[ファシリ] 赤尾 河内 西山 福田 (敬称略) 
 
テーマ
  「家族政策をチェンジ!!
   活き活きとした社会づくり」
 ~子育てを中心に~」
 
≪現状の問題≫
 
●子育てや職場復帰の難しさ
 ・自分たちの枠をつくりがち (ママ vs ママ以外)
 ・立場が変わると交われない
 ・子育て経験を共有し難い (ママ同志)
 ・専門職だった人も一般職への復帰しかできない
 ・派遣社員が正社員になれない 
 
 ・男性の価値観に支配されて変われない面もある
 ・成功モデル(ロールモデル)がなく目指す姿が見えない
 
●制度的な問題
 ・制度だけあっても運用されない
 ・子育て手当て→場当たりで目的が違う
 ・再分化し過ぎている
   ⇒もっとフラットにすべき
 ・多様な選択肢がない
 
●情報の問題
 ・行政の努力不足で情報が伝わらない
 ・保育園以外の認知が低い
 ・マスコミがネガティブ情報を好んで流す
 
 
≪現状まとめ≫ 
働くママの現状は決して良いものではありません。
時代とともに社会のシステムや価値観が大きく変わりました。
しかし制度がそれについてきていない。
施策が遅れている、あるいは情報が必要とする人に届いてないのです。
制度があっても使えない制度であったり、形だけのものであったり
ここを変えていかないといけません。----------------------------------------
≪ビジョン≫
 
 ●多様な働き方、生き方が認められる
 ●何度でもチャレンジができる
 ●自分なりのワークライフバランスを実現できる
   ・・・成熟した社会をつくる
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≪具体策≫
 
 コミュニティを拡げていく
  ・ママだけのコミュニティ
  ・ママを繋ぐママでない社会
  ・地域コミュニティを確立する
 
●多様な働き方を実現する
  ・会社に行かなくても良い働き方
  ・個人を全て法人化する
  ・仕事をするときも企業対個人ではなく
   企業対企業としてしっかり契約し時間や労働内容を考える。
  ・雇われるのではなく 平等のパートナーとして
   ワークとライフのバランスは自分で決める。

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グループ③ メンバー 蔭木[ファシリ] 中野 倉橋 森山 (敬称略)
テーマ 
「福祉と財政が両立する国の姿」

≪解決策の検討≫
 
●日本の企業体質の改善
 ・オランダの短時間正社員
 ・ワークライフバランス
 
●老人の社会進出
 

●主婦の社会進出
  ・選択肢の拡大


●小さな政府による福祉政策
 ・声なき声を政治に反映する
 
●老人施設の質重視
 ・ハコモノ主義からの脱却

●社会の子育て力不足解消
 ・育児休暇が常態的に取れるシステムつくり

●価値観、優先順位を変える
 
・・・などなど

≪提案≫
 
問題点はいろいろあるが、一つひとつ解決して言っても
キリがない。
 
⇒国の強みを明確化した上で、
  目指すべき方向性を明示することが基本だ!
 
「超少子高齢化社会の
 先進的なトップモデルになること!!」
=ゆとりあるライフスタイルを実現できる国=
 
 ✔ 一つの目標に向かって前向きに一丸となって
   取り組むことで、いろんな問題が解決できる。

↓よく纏まっているので、ニュアンスを残すため 模造紙のまま掲載しました。

Photo_2

 
 ※ いろんな意見を持ち寄って、チームワーク良く考えることが
   アウトプットに繋がる。
 
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Q.経済成長を目指すのか、福祉で立国するのか?
 
A.結果として経済が成長することはあるかもしれないが、
  目指すわけではない。
 
  国の方向性が定まっていれば、税を払うにしても
  納得性がある。
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第9回の結論
 
◎「我々の国が目指す姿」と「経済の全体像」
  を明らかにすることが大切である。
 
⇒これを、第11回検討会(10月末)のテーマとして
  さらに検討を深める。
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